ランニングパックと一緒だから、
見える景色がある
電車では通り過ぎてしまう裏道、ふと気になったカフェ、旅先で出会う早朝の街並み。MC、ランニングコーチ、ヨガインストラクター多岐にわたって活躍する山本まさみさんにとって、ランニングは記録を追いかけるだけのものではなく、日常や旅を豊かにするための大切な時間だ。今回はランニングパックを背負って東京の街を巡りながら、ランニングとの向き合い方や、走ることで広がる世界について話を聞いた。
コース紹介
距離:8km
- ジョグリス
- 二重橋付近
- 大手町交差点
- 神田橋
- SaunaLab Kanda
- 神保町 古本屋街
- SR HIRAKAWACHO
主な立ち寄りスポット
−「東京で走ること」の面白さ、どう感じていますか?
東京ってすごく広いイメージがありますが、実は10kmくらい走ればけっこういろんなところに行けちゃいます。だからコース設定にしても自由度が高いと思います。よくやるのが、行きたいハンバーガー屋さんを決めて、そこまでゆっくり走る。ゴールのハンバーガー屋さんに着いたらハンバーガーとビール。そのまま電車で帰ったり。逆にスタート地点まで電車で行って、そこから走りだすということもしやすい。そういう走り方って都会じゃないとできないですよね。
−今回のループ(コース)はいかがでしたか?
最高でしたよ。私の好みのコースでした。途中に、サウナやカフェに寄ったり。私、新しいものが好きなので、自分の知らなかったスポットに出会えたのが大きいです。そういう発見があるのも、街ランの楽しさですよね。
−東京でループを作るとしたら、ほかにどんなルートがありそうですか?
私、自分なりのコースを作るの大好きなんです。立ち寄りポイントを決めて、この景色で癒されて、ゴールにはちゃんとゴールっぽいシンボルがあるとか、ストーリー性を持ったコース。私が好きなのは赤坂御所周辺です。国立公園、代々木公園、表参道や外苑も、季節によって木々がとても綺麗で空気もちょっと違いますよね。それから、年末の恒例行事になっているのが、目黒の自宅から浅草までのロング走です。途中で友達と合流しながら、東京の真ん中へ向かって行く感じが高揚感がすごくあります。浅草に着いたら人形焼き食べて、お茶飲んで、お参りして。いろいろ寄り道するので、新しいお店とかも発見できます。そういうお店に後日電車で行ってみたり。ランの速度感や行動範囲だからこそ、電車や車でまわっていたら絶対気付かないようなものにも気付けるんです。裏道とかも猫みたいにするする〜っと入っていけますし。
−普段からランニングパックは使いますか? 使うとしたらどんなシーンで?
よく使います。とくにマラソンのレースのために120分走などをするときですね。そのくらい長いランになると水分は自分で持っておきたいですし、お菓子なども携帯しておきたい。あとは友達と行く時や、ランニングコーチとしてお客様と走るとき。なにかあったときのためにファーストエイドキットを必ず持って行くので、そういうものの収納にも便利です。コンパクトカメラを持ってランニングに行くことも多いので、それを収納しておくのにも必須です。ラン以外でもフェスに行く時とかもすごく便利。あとは、日常でも取り入れたりします。サロモンのランニングパックって、デザインが良いので、ファッション的に使いやすいんです。カラーも良いのが揃ってますから。
−ランニングパックを使ったオススメの走り方などありますか?
旅ランと相性が良いと思います。私は旅行に行くときは必ずランパックを持っていきます。知らない街ってどこに自販機があるとか、そういう情報を持ってないので、ランニングパックに必要なものをすべて入れておけるのはかなりメリットだと思います。とくに海外だったらパスポートとか貴重品って常に身につけておきたいものですしね。
−そもそも、山本さんにとって走ることはリセットの時間、街を知る方法、健康維持など、いろんな要素があると思うんですが、ランニングはどんな存在ですか?
うわー、たしかにいっぱい要素があるんですよね。私の場合は年単位でフェーズが変わっていくんです。以前はタイムを目指しているときもあったし、ストレス発散としてのランという時期もありました。いまは、頭の整理という要素が強いです。
−どんなことを考えるんですか?
本当にいろいろです。仕事のタスク管理、プレゼンのアイデア出し、ヨガインストラクターのレッスンでのプラン立てなど、走るタイミングによってトピックは変わってきます。
−走っている時に考える良さっていうのがあるということですか?
私の場合、走っているときってネガティブなことを考えなくなるんです。ポジティブな状態で頭を整理していくことができるので、良い形にまとまりやすいんです。走ることで思考がシンプルになるから、机に向かって考えるよりも、早くゴールに到達できる感覚はあります。走ってる途中に止まって、普通にiPhoneとかにメモしたりしてますよ。
−ランニングを通じて得たものは?
たくさんあります。最初にランを始めたときに感じたのは、自分ができなかったことが練習によってどんどんできるようになっていく成功体験。そのうち仲間とのカフェランのような、楽しむランというものも好きになっていきました。私の場合はさらに、教えるというフェーズに入ったので、ランニングを自分なりに研究して、それを人に伝える楽しさも学びました。いまは、トライアスロンやトレイルランも始めたので、さらに新しい世界の扉が開いた感じで、どんどん自分の引き出しが増えていく。この充実感はランをやってなかったら得られなかったと思います。
−ランニングパックと、次はどこへいきたいですか?
9月にローマに行くんですけど、ローマの街を走るのがすごく楽しみです。去年はスペインとパリに行ったんですけど、その時もランニングパックが活躍してくれました。早朝、誰もいない観光地を10kmくらい巡ったんですけど、それがもう最高に気持ち良くて。走れる人の特権だと思います。あとは、近い所だと鎌倉でロング走をしたいです。長谷寺あたりの紫陽花が見頃でしょうから、カメラを持って写真を撮りながらゆ〜っくり走りたいです。季節に合わせてコースを変えるというのもランニングの楽しみ方のひとつだと思います。
山本まさみさん
北海道・札幌市出身。モデル、ラジオDJ、MCなどのタレント活動を経て、アパレル業にも従事。体調不良をきっかけにヨガと出会い、体力づくりのために始めたランニングに魅了される。2024年に独立し、ランニングコーチ、ヨガインストラクターとして活動。2025年4月には、自身が主宰する「プロミネンスフィットクラブ」を立ち上げるなど、ランニングとウェルネスの魅力を発信している。