Gravel Salomon RUNNING
Interview Visual

I am a Florist,
but a Runner.

Kenji Kumaki

埼玉県出身。フローリスト。都内の花屋で経験を積んだのち、4年前に山梨へ移住。甲府市でオーダー制の花屋「BROWNSEA FLOWER SHOP」を営みながら、ポップアップで花や植物をモチーフにした作品の展示販売も行う。園芸家としての顔も持ち、音楽アーティストのMVやライブのフラワーアレンジメントも担当。ランニングは昨年から始め、山梨の景色を眺めながら道端の草花を観察して走ることを日課にしている。

INTERVIEW

山梨の自然を走る

山梨・甲府でオーダー制の花屋「BROWNSEA FLOWER SHOP」を営むフローリスト、Kenji Kumaki。都内で花屋に勤めた後に4年前に山梨へ移住。自然に囲まれた暮らしの中で花と向き合う日々を過ごしている。ランニングを始めたのは昨年。山梨の景色を眺めながら、道端に咲く草花を観察して走る時間は、今では日常のリズムの一部になった。自然とともに生きる彼にとって、走ることはどんな時間なのだろうか。

花と過ごす時間を贈る

花の仕事は偶然のように始まった。農業高校卒業後、大学では建築やランドスケープについて学び、都会に緑の空間をつくる仕事を志していたKenji Kumaki。就職した会社で店舗へ配属されることになり、花屋としてのキャリアがスタートした。「最初は花の種類もあまり知らなかったんです。でもその時の店長が“この花一本持って帰って飾ってみな”と言ってくれて。それをきっかけに世界が変わりました。季節ごとに咲く花を知っていくうちに、どんどん面白くなっていったんです」。

彼がフローリストとして大切にしているのは「時間」という感覚だ。植物が芽咲き、人が花を贈る瞬間は二度と同じ形では訪れない。「26歳のときに肺気胸になってしまって、息を吸うこともつらい時期があったんです。その経験から、今日息が吸えることや、花の香りを感じられることが幸せだと思うようになりました。花を贈る行為もまた、かけがえのない時間のやり取りです。花は、“時間の贈り物”だと思うんです。咲いている時間を一緒に過ごして、やがて散っていく。その一瞬一瞬がすごく大切なんですよね」

季節を感じるランニング

Kenji Kumakiにとってランニングは、体を鍛えるためだけの時間ではない。山梨に移住してから、走る時間は自然と向き合うひとときになった。自宅から武田神社へ続く坂道を走りながら、道端に咲く草花や季節の移ろいを眺める。それはフローリストとして植物と向き合う時間とも重なっている。「家から武田神社まで坂を走るコースがあって、道端に季節の植物が咲いているので、それを見ながら走るのが楽しいんです。山梨は空も広いので、日によって夕焼けの色が全然違ったり、鳥の数が多い日があったり。花も一日ごとに咲いたり散ったりするので、香りと一緒に季節を感じながら走っています」

ランニングを始めたのは昨年の暮れ。30代後半に入り、体の変化を感じたことがきっかけだった。花の市場へは自転車を走らせ、季節の花々を積んで店へ戻る。そんな日常にランニングが加わり、今では週に1〜2回の習慣になっている。「30代後半になって筋力が落ちてきたなと感じて、メンテナンスのつもりで走り始めました。続けていると気持ちもスカッとするんですよね。高校のときに少林寺拳法をやっていたので、走る時間は自分自身と向き合う静かな鍛錬のような感覚もあります。走っているときは草花を見るのが好きで、気になったものを摘んで帰ることもあります。山梨は野生の植物がたくさんあり、生命力も強くてエネルギーが違いますね」

春を探しながら走る、フローリストの視点

今回、Kenji Kumakiが履いた「AERO GLIDE 4 GRVL」は、明るいイエローのカラーリングが印象的な一足だ。足を包み込むようなクッション性と安定感があり、街でも自然の中でも軽やかに走ることができる。「僕は普段履きもランニングもできるようなシューズを選ぶことが多いです。仕事でもよく動くので、そのまま走れるくらいの軽さや履き心地があると嬉しいですね。今回のシューズはクッションもしっかりしていて、足が守られている感じがありました。東京に住んでいた時はよく散歩をしていました。気づいたら4時間くらい歩いていて。街の中でも自然って意外と見つかるんですよ」

この日は都内の河川敷をランニング。山梨とは違う街の景色の中でも、彼の目は自然と草花を探している。「東京でも、公園や道端にいろんな草花が咲いているんです。雑草と呼ばれるものも好きで、見つけると写真を撮ったりします。ハキダメギクという花があるんですが、植物学者の牧野富太郎博士が世田谷の掃き溜めで発見し、その場所の様子から名付けたと言われていて。名前の由来を知ると面白いんですよね。ランニングしていると、そういう小さな発見があるんです」
日々のランニングは、体を動かすためだけの時間ではなく、花を見つけ、季節を感じ、街の表情を知る時間でもある。この日もオオイヌフグリや野バラ、ホトケノザなど春の草花がいくつも目に留まった。走りながら見つけた足元の小さな花や香りが、春の訪れを知らせてくれた。

He runs with

EVENTS FEATURING
Kenji Kumaki

各エリアで開催するグラベルランニングイベント「SALOMON GRAVEL RUNNING SESSION」にGRAVEL PEOPLEが参加

GRAVEL RUNNING
FOR OFF TRACK MINDS

THE CITY IS ALIVE.
CONCRETE VEINS, ELECTRIC RHYTHMS, ENDLESS NOISE.
BUT WITHIN IT, SOMETHING WILDER STIRS...
A PULSE RUNS DEEP. INSTINCTS WAIT TO RUN ROGUE.

WITH EVERY STRIDE, THE SURFACE CRACKS-
STREETLIGHTS TWIST INTO BRANCHES,
SHADOWS STRETCH INTO WINGS.
WORLDS BLEND INTO ONE...

INSTINCT FLOWS,
IMAGINATION'S LET LOOSE.
MOVEMENT FEELS FREE AGAIN.
IT'S NOT THE CITY
BUT IT'S NOT THE OUTDOORS EITHER...